ままならぬ神 第1巻
第六話 三千円の全能
迅に誘われた日雇いバイト、初めて自分で稼いだ金で飲む一杯——巻でいちばん幸福な一日の、帰り道に待っていたもの。
ままならぬ神 第1巻
迅に誘われた日雇いバイト、初めて自分で稼いだ金で飲む一杯——巻でいちばん幸福な一日の、帰り道に待っていたもの。
ままならぬ神 第1巻
千景の視野は、少しずつ欠けていく。病名を語らず、ただシャッターを切り続ける彼女が、遍の写真に見た「何も我慢していない顔で、何かをずっと我慢している人」という矛盾。
ままならぬ神 第1巻
学食で出会った写真部の汐見千景が、遍の写真を見せてくる——「あなた、写真だと変なの」。ピントは合っているのに、そこだけ嘘みたいに見える一枚から、小さな違和感が動き出す。
ままならぬ神 第1巻
記憶を失った常盤遍が、大学二年生として目覚める朝。目覚まし時計は鳴らず、雨には濡れ、財布はほとんど空——それでも、理由の分からない多幸感だけが、胸の底で灯っている。
ままならぬ神 第1巻
願いに応え続ける世界に飽きた遍は、初めて自分の意志で「知らないこと」を作ろうとする。記憶と力を封じ、まっさらな人間として生きる実験——実験番号、四千七百十一。
ままならぬ神 第1巻
生まれつき全能の青年、常盤遍。欲しいものは、欲しいと思う前に手に入っている。驚くということを、七百年、忘れている——そんな彼が、今夜、たったひとつだけ願う。